香風寺様
ご依頼作品「鳳遙」
風をつかさどる鳳凰。
様々な風を司り、大きく御法を弘める名を持つ「香風寺」。
お題目を風に乗せ、遙か遠くまで届ける意を込めて、本作品を制作させていただきました。
聖人が世に出れば、それに呼応するように現れると伝えられる鳳凰。
朝、御住職が参詣後に鳳凰を感じられたお話を伺い、「日遙」様に位が上がられ、ますます御教えを広く遠くまで弘められている姿を想像してやみません。
作品を制作するため、言葉の意味やお名前に込められた想いを一番大切にしました。仕上げの段階では、頭の中で日遙様が説法されている背後からまばゆいばかりの光が放たれ、鳳凰の羽ばたきが起こした風を体で感じることが度々ありました。
日遙様のご説話が風に乗り、遙か遠くまで届き、その御教えが長く人の心に残りますようにとの祈りを込めて認めました。