「結」と「あなたとの出会いに感謝します」の書をデザインした、紺と黄緑のリバーシブルのオリジナル風呂敷で、ワークショップ。
「結び」には、たくさんの意味があります。
紐の結び。結び目。
文章の終わりの言葉。締め。
握飯(おにぎり)の別称、おむすび。
神道の概念むすひ(結び、産霊、産巣日)。
二つ以上の集合の合併。和集合。
和集合をイメージして二つの輪の中に『結』文字を書いたデザインにしました。
そして、『あなたとの出逢いに感謝します』。
ふろしき結びでバックにしたときに、文字を読みやすいようにデザインしました。
そのオリジナルふろしき結びのワークショップ。
物を包むものとして奈良時代より用いられたふろしき。
カバンに比べ、包むものの大小・形状にとらわれることなく変幻自在に包むことができ、
包むものがないときには畳んでかなり小さくすることができて軽量であることなど、
融通性・自在性が、エコであると見直されています。
日本の伝統と暮らしの知恵を通じて、
継承されてきたことの意味や奥深さ、
日常のささやかな喜び、
心優しい人との出会い
をフランスの地でも感じることができました。
2通りの結び方、3通りのふろしきの包み方(帽子、プレゼント用のワイン包み、バック)をたくさんの方にしていただきました。
参加していただいた皆さま、とても器用にされて、完成を喜んでいただきました。
おかげさまで、私も至福の時間を過ごせました。
ふろしきにまごころを包み込み、昔の暮らしを今につなげ、
このワークショップを通して、フランスと日本を結ぶことが少しでもできていたら幸いです。